雇用市場では有効求人倍率が高止まりのままで、求人状況の厳しい状態が続いています。
その代わりに求職者にとっては就職しても職場に何らかの不満があれば転職しやすい売り手市場の雇用環境が続いているといえます。
このため、最近は求職者の転職を続けることが何ら、恥ずかしいことでなくなりました。
一方で、不人気な業種では求人募集しても必要人数が集まらないので人手不足が慢性的になり、本来の事業経営に影響を与えている業種もあります。
人気のない業種の企業では求人募集に応じて入社した従業員も低い賃金や土日、休日勤務等の労働条件を嫌って短期間のうちに転職していく人があとを絶たないわけです。
不人気な業種では結果的に転職者の補充募集を繰り返してしまうわけです。
建設、介護、外食等のように離職率の高い業種では人件費負担割合が高いため他業種と比べて見劣りしているといわれる労働条件を見直ししたくてもできないわけです。
そこで、ロボット化や自動化による省力化を図って慢性的な人手不足を凌ごうと躍起になっています。